「言霊」
この言葉は古代の日本から使われていたもので、
言葉に宿っていると信じられている不思議な力のこと。
発した言葉どおりの結果を現す力があると言われています。
私もこれは噂だと思っていましたが、実際に経験し、本当だと
思いました。
プラスになる言葉を発していると、自然と気持ちが前向きになり、
行動できるようになる。
逆にマイナスになる言葉を発していると、気持ちがどんどん落ち込み、
やる気がなくなる。
私は仕事を始めて数年間は後者でした。
できない。疲れた。無理だ。
このような言葉を無意識に使っていました。
しかし、使っているうちに自分の気持ちがネガティブな方向
進み続けていると思いました。
それに気づいてから、疲れた、できない、無理だという
3つの言葉を意識して使わないようにしてみました。
代わりに、「ありがとうございます」を意識して使うようにしてみました。
すると、以前よりも自分に自信が持てるようになり、
周囲の人と会話をすることも楽しくなってきました。
人間は、たとえ本気ではなくても、死にたいという言葉を言い続けていると
いつの間にかその気になってくるもの。何度も口に出して、それを聞くことで
頭が麻痺してしまう。そして、死というものが軽く思えてきて、怖くなくなる。
そんな人とは、周囲の人も距離を置くようになる。その人のまとった異様な、
得体のしれない雰囲気は、周囲の人間にも必ず伝わる。そして、誰もいない
孤独な空間が広がり、会話する相手が自分の心だけになってしまう。
これは知人から聞いた内容ですが、本当にあり得ることだと思います。
言葉は狂気にもなるものです。ひどい誹謗中傷がニュースに取り上げられる
こともたくさんあります。言葉によって命を奪われてしまう人もいます。
差別や誹謗中傷のがなくならないのが現実ですが、
いつか世の中が変わらないかと思ったりします。
言葉とは簡単に思われがちですが、使い方がとても難しいものだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。