今回も前回に引き続き、自己モニタリングについての記事です。
前回の記事でも伝えましたが、自己モニタリングとは、
自分で自分を監視・抑制するシステムのことです。
今回は自己モニタリング力をつけるためにはどうすればよいのか
お伝えします。
結論から言うと、自己モニタリング力をつけるために最も適切な方法は、
ミスに関係する知識を増やすことです。
どんなミスが、どんな時に起こりやすいかを知っている人は、知らない人に
比べて自己モニタリング力が高くなっています。
具体的な例を挙げて説明します。
ある市町村を対象にアンケートをとりました。
自転車は車よりも危険に感じるかという内容です。
結果は70%の人が危険に感じると答えました。
理由を考えてみると、
車を運転している人は教習所できちんと教習を受けています。
そのため、交通ルールや道路標識の知識を身につけてから
運転しています。
一方、自転車には免許がないため、
誰でも乗ることができます。
なので、どんな運転をすれば事故にあってしまうのか
知識としてもっていないのです。
そのため、自己モニタリング力が下がり、
恐ろしい結果を招くことにつながってしまうのです。
ミスに関して、心理学的な知識を身につけることは重要です。
知っているか知らないかで、その差は歴然としています。
問題を起こした時の、当時の心理状態はどうだったか振り返ってみる
と良いと思います。
今回はここまでになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。