ヒューマンエラーと作業環境の関係性

今回はヒューマンエラーと作業環境の関係性についてです。

 

作業環境の要因とは、その日、そのときによって変わりうる作業条件や作業時間

の要因のことです。

設備や機器、システムのように決まったハード面がありません。

 

具体的な例を挙げて説明します。

交通事故を例で見てみましょう。

交差点で夕暮れ時に斜めの日光が信号機にあたり、赤か青か区別がつかなくなり、

信号を見誤った場合、作業環境の要因から、事故が発生します。

また、雨が降っていて歩道以外の場所を横切る人が見えなかった場合や、

雪が降っていて道路が凍りついていた場合も作業環境の要因の一つです。

 

仕事の現場での事例も見てみましょう。

工場では、照明が少なくて作業場所が暗かったまま業務を進めていて、大きな事故に

つながることが多いです。

また、足場が狭かったり、整理整頓ができていない所で仕事をするのも作業環境

の要因になります。

大事なことは、環境を整え、作業自体に集中できる状態をつくることです。

不安要素を取り除くことで、目の前の作業を進めることだけ考えればよくなります。

 

作業環境の要因と、前回、前々回の記事に書いた人が関わる要因の対策をすること

をヒューマンファクター(human factor)と呼んでいます。

海外の有名な偉人はヒューマンエラーを防止するためには、

ヒューマンファクターの最適化を目指すべきと述べています。

 

今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。